LDKからの光りで和室を明るくモダンに①
2010年11月1日月曜日

今回取材をさせていただくことになったのは、一戸建て住宅の和室をリフォームされるという、Iさんのお住まい。
なんでも、中古物件を全面リフォーム済みの状態で購入されたということなのですが、今回のリフォームの理由とは?
ヒントは和室のプランニングスケッチの中に?!
冨部さんに同行して、リフォーム工事前のIさんのお宅を拝見してきました!
リフォームしたての綺麗な一戸建て
ある程度の築年数が経っている雰囲気は感じられるものの、
リフォームされたばかりの建物に特有の”ピカピカ感”があって、
はっきりいって綺麗です!
改めてリフォームする必要なんてどこにも無いのでは??
と思いましたが、和室に案内されてみて納得しました。
昼間でも薄暗い和室を明るく
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(昼間だというのに薄暗い和室) |
「和室がこんなに暗いんですよ〜。」
と冨部さん。
試しに障子を開けてみても、すぐそこに隣家の壁が・・・
よく晴れた日の昼間でも、照明なしでは過ごせそうにありませんね。
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(隣家の壁が近くて和室窓からの採光は難しい) |
「床の間と押入の一部の壁をぶち抜いて、隣のLDKから光りを取り込めるように、
リフォームをするんです。」
と冨部さんが説明してくださいました。
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(撤去予定の床の間と押し入れの一部) |
現在の押入サイズが約半分に
なってしまうようですが、
別の壁面にも新しく収納を設けるので、
和室内の収納力は、トータルすると
今よりもアップする予定だそう!
「壁と天井も、空間がより明るく見える白色にします。
壁全面にボードを取り付けて、塗り壁調のクロスをはって。
畳も正方形の琉球調畳に。」
そのプランを表現したものが、このスケッチ!
モダン和室に変身するんですね!
中でも私が一番楽しみにしているのは、畳♪
「Iさん邸では、淡いピンク色の畳を使うんですよ。
優しい雰囲気になると思います!」
と冨部さん。
モダンでどんな色にもマッチしやすい
グレーカラーの畳が採用されているケースは、
これまでにもいくつか、ご紹介してきました。
グリーンやグレーだけじゃなくて、黒やピンクなど、
カラフルなものもあると噂には聞いていましたが、、、
実際に採用されているところはまだ拝見したことがなく、
今回、ようやくお目にかかれそうで、楽しみです!!
明るいLDKもクロスを張り替え
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(隣にあるLDKはこんなに明るい) |
こちらが、和室へも光りを届けることになるLDK。
壁1枚を隔てただけなのに、和室とはうってかわって明るい!!
「LDKにもクロスを張るんですよ。
実はこれ、ボードを張ってあるだけの状態なんです。」
と冨部さん。
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(壁をよく見ればクロスではなくボード) |
たしかに、継ぎ目やボードを打ち止めている部分がはっきり見えていますね。
この上に下地ボードを設置して、クロスを張るのだそう。
和室と自然につながる、より明るい空間になりそうですね。
住宅のトレンドは、中古物件を買ってリフォーム?!
「Iさんの場合もそうなんですが、
最近、30代の若い世代の方が
中古の住宅物件を購入してリフォームするというケースが
すごく増えてるんですよ。」
と冨部さんがおっしゃっていました。
景気の影響、エコの視点、建築技術に関することなど
様々な要因もからんでくることなのでしょうけれど、
中古住宅を安く購入して、自分たちの住みやすいようにリフォームする
というのが、住まいを持つ方法の選択肢の一つとして、
定着してきたようですね!
”住まいは持ちたいけれど、予算がね・・・”とあきらめる前に、
「中古住宅を買ってリフォーム」という選択肢も、
検討されてみてはいかがでしょうか。
次回は、リフォームが完成したIさん邸のレポートをお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!