これもリフォーム?ほとんど新築(増築)の斬新二世帯住宅(1)
2011年8月22日月曜日
今回の取材は広島市西区の閑静な住宅街の一角にあるO様邸のリフォーム前の現場です。
レスティーロ冨部さんの『今回のリフォームはほとんど新築なんですよ。』の言葉に???と思いつつ現場に到着し・・・その現状を見てビックリ!!
リフォーム予定のO様邸の敷地に大きな穴?が・・・
1・・2・・3・・4・・・・12個もっ?!
『こ、これはいったい何なんですかっ?』
巨大な落とし穴?いやいや象の足跡?!
と訳のわからない事を想像してしまうので(危ない危ない)冨部さんにこの状況を詳しく説明して頂きました。
『今回は既存住宅と繋がる増築棟を新築する計画なんです。けれど、この近辺の地盤は柔らかくて不安定なので、地盤改良が必要なんですね。で、これは柱状改良と言って、良好な地盤まで届くコンクリートの柱を土の中に造って地盤強化を行った跡なんですよ。』との事。
端的に言えば杭の役目を果たす地盤改良を行った跡なのですね。
実は広島の地形の特徴である、山から流された土砂が堆積する三角州(デルタ)地帯ではこのような地盤改良が必要な地域が多いとか。
地震の不安に対しても、万全な準備は必要不可欠ですよね。
で、これを見れば・・・今後の工事は一安心です。
現場近くに近寄って見ると結構・・・迫力ありますね。穴、大きいです。
計ってみると直径60cmあります。
今までのリフォームの域、完全に超えています(笑)。
ちなみにこれは元々駐車場だった時の写真です。
ところで、今回のリフォームに関して、お施主様ご夫婦からはどのようなご要望があったのでしょうか?
現在の既存のお宅には奥様のご両親様がお住まいなのですが、この度、一緒に住まわれる事になり増築の計画をされたのだそうです。
けれど、あくまで元々駐車場と庭程度のスペースに増築を計画するので部屋数も限られてきます。
最低限のご要望は『寝室と広いリビングが欲しい』との事。
1階には2台分の駐車スペースがいるので、2階の空間だけでその要望を満たすには少し窮屈かも・・・。
そこでレスティーロから斬新な提案!!
『今回の増築棟は既存を超える3階建にして、なおかつその上に収納用のロフトを取ってはいかがでしょう?』
!それなら・・・、収納は多いし、リビングは広く使えるし、陽の当るバルコニーも取れるし、おまけにリビングの天井は一部吹き抜けとなり開放感たっぷりになるらしく・・・。
一家の夢が叶うプランとなったそうです。
で、そのプラン、ちょっと見てみたくて紹介して頂きました。

↑まずは1階平面図です。
半分から上が増築の部分です。半分から下は既存の建物です。
1階では既存の建物と増築の建物は繋がっておらず、既存の玄関を2世帯共同で使う予定です。
増築の部分は、元は青空駐車場だった所に建物が建つので、新しく柱と壁が配置されています。

↑2階です。
この階で既存の建物(上半分)と増築の建物(下半分)が廊下で繋がります。
繋がった増築部分はリビングダイニングです。
そこから3階に上がる階段横の上部は吹抜となる計画です。

↑3階です。
広めの洋室と小部屋、バルコニー4.5帖があります。
既存住宅は2階建てなので、バルコニーにはちゃんと陽が差し込むそうです。
もちろんお部屋にも十分な陽射しが入ります。

↑ロフト部分です。
左側の4帖程度の部分が天井高1m40cmのロフトになります。
これだけでも、あるのとないのでは収納力は確かに全く違ってきますよね。
既存の建物の高さを超える増築リフォームって・・・ちょっと予想外でしたね。
今回O様(娘さん)はインターネット検索でレスティーロさんを知り、普通に資料請求から今日に至ったそうで・・・。
『最初はお電話を差し上げるタイミングが悪く、何度かお電話させて頂いた後にお会いさせて頂いたんです。』と冨部さん。
着工に至った感激もひとしおなのではないでしょうか?
穴を・・・見つめる目?も感慨深く見えます。
あとは・・・プラン通りのお家が無事建つのを楽しみに!
また途中経過もお伝えしたいと思います。
今回もこうご期待の斬新増築リフォーム!
それでは、次回をお楽しみに。
母娘で暮らす、防犯と動線重視のリフォーム住宅(1)
今回のリフォーム予定のお宅は、地域のメイン道路に面したY様邸。
以前は酒屋さんを営んでいらっしゃったそうです。
今日の取材はリフォーム前のBefore状態です。
リフォームの概要をレスティーロの冨部さんから説明して頂きました。
『今回は既存の店舗部分を貸店舗としてリニューアルさせると同時に、店舗と住宅を完全分離,更に住宅は1階と2階に完全分離し、お母さんと娘さんが1階と2階でプライベートを確保しつつ身近に暮らせる全面リフォームを計画しているんですよ。』
外観からも想像がつきますが、すごく広くて立派なお宅です。
室内にも入らせて頂きましたが、普通の年月を経た木造住宅とは少し違う大空間が取れているように感じられます。
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